OUTLINE シンポジウム概要

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期における課題「スマート防災ネットワークの構築」では、
巨大地震や頻発化・激甚化する風水害等に対し、企業・市町村の対応力の強化、国民一人ひとりの命を守る防災行動、関係機関による
迅速かつ的確な災害対応を実現するとともに、社会全体の被害軽減や早期復興を図ることを目指し、「災害対応を支える情報収集・把握の
高度化」と「情報分析結果に基づいた個人・自治体・企業による災害への対応力の強化」の研究開発に取り組みます。

本課題が推進する5つのサブ課題の研究開発の開始にあたり、研究開発責任者等から研究計画について紹介すると共に、
これから日本が目指す超スマート社会「Society 5.0」を支えるスマート防災ネットワークとは何かを、
ご参加者の皆様と共有する場としてキッフオフシンポジウムを開催します。

SPECIAL INTERVIEW 有識者インタビュー

SIP

防災システム研究所 所長 山村武彦

人間には「自分だけは大丈夫」と期待する本能がある。その結果、不都合な真実(リスク)を過小評価するバイアスが働き、大規模災害の切迫性を訴えても現実として受け止められない。それにより、訓練参加者も役員等意識の高い住民だけとなり、マンネリ訓練ごっこに陥る。
このバイアスを払しょくするには、家庭や職場の戸別現実空間とサイバー災害空間、先端ICT、AIを融合させ、スマホ等で可視化した「自宅や自身が受ける災禍」を実感してもらうしかない。スマート防災ネットワークの構築は、迫りくる危機を自分事にする意識変革から始まる。

EVENT SCHEDULE 実施プログラム

13:30~ 受付|開場
14:00~ 開会
開会挨拶

楠 浩一 プログラムディレクター / 東京大学 地震研究所災害科学系研究部門 教授

須藤 亮 内閣府 政策参与 SIPプログラム統括

14:10~14:30 基調講演

山村 武彦 防災システム研究所 所長

14:30~14:50

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期概要説明

髙嶺 研一 内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 参事官

SIP「スマート防災ネットワークの構築」概要説明

楠 浩一 プログラムディレクター / 東京大学 地震研究所災害科学系研究部門 教授

SIP「スマート防災ネットワークの構築」データ連携概要説明

重野 寛 サブ・プログラムディレクター / 慶應義塾大学 理工学部情報工学科 教授

14:50~15:35 研究開発責任者によるサブ課題研究開発紹介

サブ課題A 災害情報の広域かつ瞬時把握・共有

田口 仁  防災科学技術研究所 防災情報研究部門 副部門長

サブ課題B リスク情報による防災行動の促進

山田 朋人 北海道大学 大学院工学研究院 教授

質疑応答

15:35~15:50 休憩
15:50~16:55 研究開発責任者によるサブ課題研究開発紹介

サブ課題C 災害実動機関における組織横断の情報共有・活用

伊勢 正 防災科学技術研究所 防災情報研究部門 主任専門研究員

サブ課題D 流域内の貯留機能を最大限活用した被害軽減の実現

角 哲也 京都大学 防災研究所 教授

研究開発テーマE-1-1 防災デジタルツイン自動作成による
災害シミュレーション自動実行システムの構築

大石 哲 神戸大学 都市安全研究センター 教授

研究開発テーマE-1-2 津波災害デジタルツインの構築と
スマート・レジリエンスの実現

越村 俊一 東北大学 災害科学国際研究所 教授

質疑応答

16:55~17:10

SIP「スマートインフラマネジメントシステムの構築」ご紹介

久田 真 プログラムディレクター / 東北大学 大学院工学研究科 教授 兼
インフラ・マネジメント研究センター センター長

17:10~17:15 閉会挨拶 川上 大輔 内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 審議官
17:15 閉会

当日の進行により、発表順、発表時間等に変更が生じる場合がございます。

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